登録すると「面接確約オファー」が届くというミーダスですが、私が登録したものの全くオファーが届かないなど評判は多く、私は微妙な会社からしかオファーが来ませんでした。
ミーダスに登録しましょうという提灯記事が多いのですが、下記の点で登録しないほうがいいと感じました。
・市場価値の測定が滅茶苦茶
・リクナビネクストなどでオファーしてくるブラック営業が多い
結局はdodaなどで求人広告を売りつけることに成功した企業に、アプローチ先の一つとして作ったアプリというのがミーダスの個人的な評価です。
ミーダスで何故オファーが来なかったのか?
ミーダスの提灯記事の場合は、市場価値が分かる、職業別の詳細データ、転職実績データを使って最適な転職活動ができる、オファーメール、経歴書提出不要などメリットがあると書いてありますが、同時にオファーが来なかったという苦情も多いのも事実です。
ただ、実際に使ってみて思ったのは、上記のデータを見たところで、実際の自分の転職活動には全く行きません。
理由としては、求人紹介される内容が、ほぼノルマ営業一択だったからです。マンション販売、ネット回線販売、保険販売など、結局は売上ベースで給料が決まるような求人しかなく、職業別の売上データを見たところで、全く役に立ちませんでした。
ミーダスでそれらのデータが見れるから、転職活動が上手く行きましたと実際に行っている記事を書いている人を一人も見たことがないのが証拠だと思います。
実際にミーダスのレビューをしている記事の殆どが、お試しで「こんなデータが見れました」など、おままごとでしかなく、転職活動は戦場だということを認識している人はいません。
ミーダスの利用体験記で実際に転職したことがある人が、ほぼ見合たらないのを見れば、実質的に有用度が分かるのではないかと思います。
ミーダスではまともな会社からオファーが来ないのか
私が以前働いていた会社は、小さな地方都市の20人足らずの建設コンサルタントで、私はその会社で、5年以上、不動産登記に関わる業務をしていました。
仕事内容は県内一円の不動産に関することで、毎日のようにあちらこちらの関係官庁に出向きつつ、社内にいるときは図面作成や書類作成をしていました。
ミーダスにも、その詳細は正確に入力しましたが、地方都市の小さな会社で、給料は安かったのですが、それでも仕事は好きで、やりがいを感じながら毎日働いていました。
ただ、ミーダスではオファーメールが来るものの、殆どがノルマ営業ばかりで、これは別で登録したリクナビネクストなどでも同じようにオファーメールができている類のものでした。
ミーダスで来るオファーメールはほぼ下記の傾向があります。
・他サイトでも応募者を集めている求人
・人が辞めやすい求人
前職の会社を設立したのは現在の社長の父で、この前社長が亡くなった約20年前に、現在の社長が就任されたのですが、この方がいわゆる”2代目”というやつで、「自分は望んで社長になった訳じゃない。いつ倒産してもいいと思っているが、社員のために仕方なくやっている。いつなくなっても自分は困らない。」という内容のことを社員の前で平気で口にしたりする人でした。
とにかく人が辞めやすい職場というのが、どれほどの地獄か分かっていたので、どうしてもミーダスのオファーには魅力を感じませんでした。
自分が苦労して起ち上げた会社ではないので、全く愛着がなく、業務内容に興味もなく、また理解をしようともせず、社員に対しても思い入れがないようでした。
ステマの実態とは?提灯記事の傾向
ミーダスの評判を調べると、殆どの記事で「市場評価が分かるから、登録するべき」という金太郎飴のような内容で紹介されていることが多いです。
これはミーダスが主導しての提灯記事ではないので、ステマではないのですが、私もそんな提灯記事を信じて登録した一人です。
そういう社長なので、20人足らずの小さな会社なのに、当然一切働きもしません。
どんなに社員が忙しくても見て見ぬふりです。小さな地方都市で、毎日どこに行くところがあるのか、何をしてるのか、全くわかりませんが、ステマ案件などのやっていたようなので、ちょっと会社に出て来てはその後は一日行方知れずという日々の繰り返しでした。
けれど、私たちも社長が会社にいるよりはいない方がうるさくないし、面倒な用事を言いつけられることもないので、見て見ぬふりをして過ごしていましたが、一つだけがまん出来ないことがありました。
それは、零細企業の社長にありがちな話ですが、経費の使い込みです。
車、携帯は当然会社名義ですし、私的な旅行、家族との食事、その他には土用のうなぎ、お正月のおせちなんてのもありました。
それら全ての領収証を会社に回して来て、「払っといて。」の一言で済ませます。
どう見ても私的なものについて少しでも反論しようものなら、「えっ、ダメ?いいじゃん。払っといてよ。」と言い、全く悪びれた様子もありません。
仕事もせず、小さな会社の社長としてはもらい過ぎるくらいの役員報酬をもらっておいて、その上、会社のお金は使いたい放題だったこともあり、ミーダスに助けを求めてしまったというわけです。
こんなどうしようもない社長がいる会社でしたが、私はこの会社に20年以上勤めてきました。
そして、先月末、決心をして、とうとうピリオドを打ちました。安給料だったけれど仕事は好きだったし、年齢も年齢なので再就職も難しいとは思いかなり悩みました。
ミーダスは既卒向け?
ミーダスはいわゆる既卒の人は対象ではなかったようですが、無スキル人材でもできる営業職の募集が増えたため、既卒でも使えるようです。
正社員狙いで、まずがブラック営業からスタートするのでも悪くない選択肢だとは思うので、ミーダスは今後は既卒向けにシフトしていくかもしれません。
そのきっかけとなったのが、私が関わって来た部署の仕事を縮小するというものでした。
赤字部門でもなければ、仕事もコンスタントにある部門なのにどうしてという感じでしたが、社長に問い詰めてもきちんとした回答も得られず、結局は会社に愛着がない社長のきまぐれで決定したというような理由でした。
会社を辞めるという決意をした後、幸いにも同業者の人から声がかかり、来月からそちらで働くことになりました。そこの社長は自分も社員と一緒になって働いており、前の会社の社長のようにやる気のない社長ではないようです。こちらなら自分の未来を託せるのではないかと思い決心しました。
前職では、部署名こそ、その会社独特の呼称があったものの、いわゆる企画部門の一番若手として私は働いていました。
広報的な仕事の他に、会議体の運営まで幅広く従事しており、一見したら活躍を期待される安定的な企業で、長くずっと働くのだろうなと思っていました。
私が初めて職場への違和感を感じたのは、人事部の人と初めてお会いした時の事でした。
人事部の社員が、私がいた部署と人事部長についての陰口を急に吹聴してきた時でした。
なんとそれは、内定をいただき受諾した直後。一抹の不安を抱えながらも、入社日を迎えました。そこから、不安は大きく積み重なることとなります。
配属部署での仕事が始まってみると、そこはもはや動物園状態。
一人がまったく仕事をせず、大切な会議がある日に必ず休むので、他のメンバーで不満をぐっと我慢しつつ会議を運営したり、同人が会議のテープ起こしはするものの、その間はイヤホンをしたままで、注意深く見てみるとテープを聞かずにイヤホンだけしていて、他の仕事を拒否しているという状態。
また、別の人は資料を読むだけの1日を過ごし、社歴が長いというだけで高圧的な態度で他人の仕事には茶々を入れ、しまいには資料を読むことに時間がかかり終電間際まで残業という名の居残りをし、「私は忙しい」という始末。
直接のリーダーに相談しようとも、社歴が長いというだけで、建設的に対話ができないようで、私たちの正論はすべて却下される日々でした。
1年に1回の人事面談等で、そのような状況を部長や人事に伝えても、関わりたくないようで、「分かっている。あの人たちは仕事ができないから。」というだけで、何も改善しようとしない状況。
また、ある一部分に対してだけ是正しようとするので、人間関係の歪みも複雑になり、飲みにケーションも全く役に立たないという状況でした。
ミーダスの紹介求人はブラック企業は多いのか
1つの部署でそのような状態が続いているので、他にも目を向けてみると、やはり同じような負の状態が蔓延しており、一部の人だけ優遇され、風遠しが悪いブラック企業だと言えます。
ミーダスでは、誰しもが誰かの陰口や会社への不満を常に口にしている日常に、私自身大変疲弊し、ショックを受け、会社選びを間違えたことを大変後悔しました。
そのような状況が蔓延しており、その会社を卒業していく社員たちは少なくとも正常であり、一様に言う言葉は、出来るだけ関わることなく「仕事」のキャリアを積んだら、さっさと出ていく事が最善の道だと思ったということでした。
私の会社もミーダス経由での応募があったことからも、その時から、私の退職までのプランニングが始まりました。心身の疲弊を取り除き、正常な状況で転職活動をしなければならないと決意し、たまりにたまった有給休暇を計画的に消化していく日々が始まったのは退職の半年以上前からのことでした。
私がブラック企業の退職を会社に申し出たのは、退職の4か月前。一般的な会社員としては早い方だと思います。
そして、約2か月程残っていた有給休暇をきちんと消化しつつも、計画的なプランニングの中で転職先のリサーチをし、新しい転職先を見つける事ができました。
いわゆる「ブラック企業」ではなくともミーダス経由で、どのような「人」が集まるのかでもその会社の社風は作られ、また、風通しの悪い環境にすぐなるという事を体験しました。
コミュニケーションや適度な統制は必要であり、その中で人事部の人とは最初に接する訳であり、人事部が会社の顔である事は言うまでもないと思いました。